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2020-12-13 14:16:00
赤ちゃんのスキンケアについて
今日は、スキンケアの話をさせていただこうと思います。
というのも、この季節は、本当に乾燥しやすく、赤ちゃんにとって、乾燥は大敵だからです。
赤ちゃんは、ママの子宮の中で、胎脂という皮脂のようなものに皮膚を守られています。産まれてきてからは、様々な外的刺激に晒されますので、沐浴が始まったら、しっかりと保湿が必要になります。
皮膚には様々な役目がありますが、保護作用として
・外的刺激から守る
・化学物質、細菌・ウイルスなどから守る
・紫外線から守る
などが挙げられます。
特に、新生児の皮膚の厚さは成人の約半分ほどで、皮膚が脆く、水分量も少ないため容易に乾燥してしまい、正常な機能を保てなくなります。
赤ちゃんの皮脂は、産まれて2週間~1ヶ月くらいにピークになり、その後は徐々に減り始め、5~6ヵ月頃には人生で最も皮脂が少ない時期に入ります。その後、思春期まで、カサカサ期が続くのです。
ただ、保湿をすれば良いのではなく、赤ちゃんは、新陳代謝が活発なため、汗をかきやすいですし、授乳や少し吐いたりして、汚れやすいです。排泄も多く、色々な成分が湿疹や皮膚かぶれなどの原因となりますので、しっかりと洗浄して清潔を保ってから、保湿が必要になります。
沐浴の方法は色々ありますが、石鹸やシャンプーを使ったり、沐浴剤を使用するのもお勧めです。
よく、石鹸と沐浴剤はどちらがいいですか?と聞かれますが、私は、それぞれのいいとこどりをして、たまに石鹸で洗ってくださいと伝えることが多いです。
沐浴剤には、洗浄成分と保湿成分も入っているものが多く、忙しい日々や1人で沐浴する時には最適です。
しかし、洗浄力が石鹸に比べて弱いので、手や柔らかいタオルでしっかりと洗う必要があります。泡タイプの石鹸の場合は、泡をのせてクルクルと優しく洗いましょう。
よく見かけるのが、洗浄不足で、額や眉毛のところにカピカピとしたカサブタのようなものがついている赤ちゃん。皮脂が固まってしまっている場合は、無理にとらずに、ベビーオイルなどでふやかしてから少しずつとってあげましょう。
また、石鹸を使用した場合は、石鹸分が残っていると、皮膚トラブルが起きやすいので、しっかりとかかり湯をして洗い流しましょう。
昔は、冬は熱いお湯に入れるように教科書にも書いてありましたが、赤ちゃんの皮膚は薄く乾燥しやすいため、37~39度のお湯を準備し、沐浴をする場所を暖かくしてお風呂に入れましょう。
そして、お風呂上がりには、必ず保湿。油性の保湿剤を使用する場合は、ローションなどで水分補給してから蓋をする感じで塗ってあげましょう。
最近の研究では、スキンケアを行い、皮膚のバリア機能を正常に保つことが皮膚からの経皮感作を抑えてアレルギーの予防に役立つ事も言われています。
スキンケアを行なっても、湿疹や乾燥が長引く場合は、細菌感染している事もありますので、皮膚科・小児科に相談することをお勧めします。
女性も、30代後半から皮脂の分泌が減少してくるため、乾燥しやすくなりますよね。
スキンケアは、面倒だと感じる事もあると思いますので、習慣つけることが大事です。
お風呂上がりの保湿を習慣にできるといいですね。
出典元:持田ヘルスケア、赤ちゃんスキンケア最新情報
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