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2020-05-28 17:11:00
母乳の方が、ミルクよりいいですか??(ママ編)
母乳は、赤ちゃんのためにあげるものと思っていませんか?
もちろんそうですが、ママにも利点がたくさんあるのです。
母乳育児によってリスクが低下すると結果が出ている病気には、女性特有のガン(閉経前の乳がん、卵巣ガン、子宮体ガン)、骨粗しょう症、関節リウマチ、産後うつ、メタボリックシンドローム、2型糖尿病、高血圧、心筋梗塞・・・など、様々な報告があります。
また、女性は妊娠すると、母乳を出すために妊娠中に脂肪を蓄えます。母乳育児をすると、蓄えた脂肪を消費するために、産後6ヶ月間は、1ヶ月に平均で0.5kg〜1kgの体重減少が見込めます。
お産後に体重を測って、「全然体重減ってない!!」と、落胆するママも多いですが、それは、これから母乳を出すために脂肪が蓄えられているからなんです(あと、産後1ヶ月くらいは「むくみ」もあります)。半年で体重はもとに戻ります(戻るはず)。授乳によって、500kcal/日を使用すると言われていますので、天然のダイエットですね。
でも、ダイエットしたいからと、食事を制限するのは危険です。授乳女性のカロリー付加量は350kcal/日必要ですので、母乳から赤ちゃんに栄養を与えるためにも、しっかり食事を摂ってください。食事に関しては、また、今度、お話ししたいと思います。
心理的な面では、母乳を作っているホルモンが神経に働くため、リラックス作用やストレスへの耐性を強めてくれる効果があります。もちろん、赤ちゃんとの愛着形成も。これは、搾乳でも効果があります。赤ちゃんと離れているママは、赤ちゃんの写真を眺めながら、搾乳をしてみてください。
他には、経済的なことととして、母乳だと、ミルクや哺乳瓶、消毒の費用がかかりません。ミルクによってもお値段が違うので、幅はありますが、ミルクだけでも1ヶ月1万円〜1万5千円ほどかかると言われています。
もし、母乳が出るのであれば、ミルクは困った時のレスキューミルクくらいにできるといいですね。