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2023-09-27 23:49:00

母乳分泌過多のママへのお話

母乳分泌過多のママへのお話し

 

おっぱいが出なくて、困るというママと、おっぱいが出過ぎて困るというママがいます。

本来であれば、赤ちゃんが欲しがるときに、欲しがるだけあげていて、自然に過ごしていれば、調整されてくるモノですが、様々な理由もあって、母乳の出が少なかったり、多すぎたりすることがあり、今回は、母乳が出過ぎて困るママへのお話です。

 

一人目の時に、それが辛くて、二人目は母乳を諦めますというママもいるくらい、ママにとって、生活を脅かすほどのことなのです。

 

しかし、これは、予防できたり、うまくいけば通常の分泌に戻るものですので、諦めずに、専門家に相談しながら、母乳育児を続けてもらえると、ママにも赤ちゃんにもいいことですね。

 

ママによっては、産後3~5日で、平均の3倍ほどの母乳が出る方もいます。乳房が充満してくる時期に、赤ちゃんが飲みづらかったり、乳房が痛くて、飲ませる前や後に、搾乳をすることで、さらに分泌が促されて、それを毎回繰り返していると、分泌過多になってしまいます。赤ちゃんが飲み取れなくて、必要な分を搾乳するのであれば良いですが、赤ちゃんがちゃんと母乳を飲み取れているのに、必要以上に搾乳し続けると、二人分くらいの母乳を作ることになり、ママの栄養がどんどん出ていってしまいます。また、家でも一日中、授乳や搾乳をしなければならなくなったり、外出先でも搾乳しないと洋服がびちょびちょになったりと、大変です。分泌が増えすぎた後に、搾乳をしないことが続いたりすると、乳腺炎になってしまって高熱を出して。。。と、心身ともに疲弊してしまいます。

 

まずは、

①出生後に、授乳を開始して、赤ちゃんが欲しがる時に、欲しがるだけ、授乳をするというスタイルで、授乳を開始する。

②産後2~3日で分泌が少しずつ増えてきて、乳房が充満してきますので積極的に授乳をしてください。乳房の緊満が強い場合に、病院で、搾乳を勧められることもあると思います。病院の助産師さんのお話も聞きながら、母乳に詳しい方に相談するのがお勧めです。

③それでも緊満が取れない場合は、自分でできる対処法として、授乳前の乳房のマッサージと、乳頭の浮腫みとり(RPS法)です。緊満が強く、搾乳したい場合は、緊満が少しほぐれる程度、痛くて辛い時のみにしましょう。

 

すでに、分泌過多になっている場合は、

・前搾乳など搾乳を常習的にしている場合は、中止して、赤ちゃんの欲しがるサインに合わせて授乳をし、片方の授乳で寝てしまっても、もう片方の搾乳はしない、緊満が強い場合は、軽くなるくらいにしておきましょう。

・分泌が多すぎて、赤ちゃんが飲むときにむせたり、嫌がったりする場合は、リクライニングの姿勢で授乳するなども効果的です。

・ブロック授乳をする。

 方法は、片方(右)のおっぱいがスッキリするまで、右だけしっかり授乳をして、寝せる。その後、2時間以内に起きたら、また右のおっぱいを飲ませる。2時間以上経っていたら、左のおっぱいを飲ませる。という形で、母乳が乳房内に溜まっていると母乳のタンパク質が自ら分泌を抑えるという効果を利用するものです。

少し慣れてきたら、3時間、4時間と片方のおっぱいを触らない時間を長くしていき、分泌が落ち着いてきたら、いつも通りの授乳に戻してください。

ブロック授乳をする過程で、乳腺炎の症状などでれば、搾乳や授乳をいつも通りに戻して、体調が良い時に、再トライするか、専門家に相談に行きましょう。

 

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母乳分泌過多のママへのお話